スイス腕時計業界の伝説であるフィリップ・デュフォー氏もおっしゃっていることですが、パテック・フィリップが他の会社の追随を許さないもの。
それは「品質管理」に他なりません。
他社の様に声高に謳わないですが、「1200時間」の検査を製品完成後に行うのがパテックフィリップです。
パテック・フィリップが「1200時間検査」
ジャガールクルトが「1000時間検査」
グランドセイコーが「408時間検査」
クロノメーター検定が「360時間検査」
機械式腕時計メーカーとしては最も厳しい検査体制がひかれているのがパテック・フィリップです。
腕時計とは腕時計自体のデザインと同時に正確な時を知らせる「信用」を売る商売であります。
たった一度でも初期不良を経験しただけで人は
「あのメーカーはダメだよ、めちゃくちゃ壊れる」と声高に語ります。
ですからそのたった一度の初期不良を未然に防ぐ事にパテック・フィリップは注力している訳です。
良い評判より悪い評判が伝わるスピードが早いのが世の常です。ニュースを見ていればわかりますね。そして人は事実よりもさらに大きく事を話すものです。
実際に起きたことが2倍くらいのひどい事例として世の中を駆け巡るのです。
ですのでその確率を極限まで下げる為に厳しい検査体制をパテック・フィリップはひいている訳です。
そして検査時間だけでは客観的にはわかりにくいと思いますので、パテック・フィリップの品質管理の高さを物語る具体例をもう一つ挙げたいと思います。